ももクロ・玉井詩織さん(30)「本当はソロ活動は苦手でした」【芸能活動20周年インタビュー】
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「ももいろクローバーZ」のメンバーとして活躍する玉井詩織さんが、芸能活動20周年・30歳を記念して、自身初となる写真集を二作同時に発売します。ベトナムで撮影された『たまゆら』と、脚本家・生方美久さんが手がけたストーリー写真集『しおどき』。それぞれ異なるコンセプトで作られたアニバーサリー写真集の撮影の舞台裏や、作品に込めた思い、そしてこれからの夢までたっぷりと語ってもらいました。
反響の大きさに、「写真集のパワー」を実感

──先行カットが公開されるなど、写真集の情報が解禁になってからの反響をどう受け止めていますか?
すごく大きな反響をいただいて、写真集ってすごいパワーを持ってるんだなと実感しました。普段、活動をしていてもそんなにリアクションのない友達からも連絡が来たり、仕事現場でも「写真集出すんだね!」って言ってもらえて。先行で公開された5枚の写真に関しては、特に女性からの反響が多かったのがうれしかったです。
──メンバーのみなさんには、もう写真集を見せましたか?
まだなんです。メンバーのみんなも、きっと先行カットの写真しか見ていないと思います。
ベトナムから帰ってきたときにお土産を渡したら、「あ、ベトナム行ってきたんだ!」って喜んでくれて。「写真集を撮ったんだ」と話したら、「へぇ〜そうなんだ!」っていう反応でした。だから、完成版を見せたときにどんな感想が返ってくるのか、私も楽しみにしています。
1人で考え込まないように、誰かと一緒に過ごすことを心がけています
――ここからは玉井さんのパーソナルな部分について伺います。忙しい日々の中で、心や体を整えるための習慣はありますか?
オンオフの切り替えがはっきりしているタイプではないんですけど、家に帰ると自然とリラックスモードになるというか、場所の力って大きいですよね。何か特別なことをするというよりは、家に帰ったら自然と気持ちのスイッチがオフになる、という感じです。それでも「なんかちょっと寂しいな」「煮詰まっちゃったかな」って思うときは、友達を誘って美味しいものを食べに行くことがいちばんのリフレッシュになります。あまり1人で考え込まないように心がけていて、話を聞いてもらうというよりは、誰かと一緒に楽しい時間を過ごすことで自然と心が軽くなるんですよね。
日常で自分を労わることといえば、そうですね、家にいるときには温かい飲み物を飲むことが多いです。あとは、食べることが大好きで、毎食あまり妥協したくないんです。食事に関しては、その時の自分にとっていちばんいいものを食べたいと常に思っています。今回、ベトナムでも本当によく食べました。「写真集の撮影中なのに、そんなに食べる人はなかなかいない」とスタッフのみなさんにも笑われてしまいました。
30歳の記念買いは「ちゃんとした腕時計」を即決!

――30歳の記念に、自分へのご褒美で買ったものはありますか?
あります! 今まであんまり自分への誕生日プレゼントって意識して何かを買ったことがなかったんです。でも、30歳はやっぱり節目だなと思って。「記憶に残るものを買いたい」と思って、腕時計を買いました。普段はあまり時計ってつけないんですけど、だからこそ“ちゃんとした一本”を持っておきたいなと思って。
――時計って人生の節目に選ぶ方が多いですよね。悩みました?
それが、全然(笑)。「時計を買いたい」って言ってたくせに、あんまり下調べとかしてなくて。ふらっと立ち寄ったお店の1軒目で「これがいいかも」って思ってすぐ決めちゃいました。普段はけっこう優柔不断なんですけど、大きな買い物のときは意外とスパッと決められるんですよね。あんまり見すぎると、逆に迷っちゃうタイプかも(笑)。
器用さを生かして、自分を知って信じてあげられる30代にしたい
――ソロでの活動を通じて見えてきた自分の新たな一面はありますか?
褒められて伸びるタイプだなと気づきました(笑)。それと、昔から、自分のことを「個性がないタイプ」だとずっと思っていたんです。ももクロの中でも、「私って何を強みにすればいいんだろう?」って悩んでいたし、ソロでの活動も、最初は正直すごく苦手意識が強くて。でも、いろんな挑戦をさせてもらっていくなかで、「あれ? 意外とこんなこともできるんだ」って気づく瞬間が増えてきて。歌のお仕事も、最初は小さな一歩からだったんですけど、それがトリビュートアルバムへの参加につながったり、1人での音楽イベントに呼んでいただけたり。お芝居でも舞台やドラマのお話をいただいたりして、「続けていけば、広がっていくんだな」って、すごく実感しています。
どちらかというと、“器用貧乏”って言われがちなんですけど(笑)、その器用さを活かして、いろんな分野に少しずつでも関わっていけたら。それが、私にとっての“個性”になるのかなって、最近は思えるようになってきました。「これが私の武器です!」って一つのものを突き詰めるタイプではないのかもしれない。でも、そのぶんいろんなジャンルに挑戦できるのは自分らしさだなと思っていて。その柔軟さを、これからの活動でも大事にしていきたいです。
――これから、30代をどう過ごしていきたいですか?
肩の力を抜いて、自分らしくいられたらいいなと思います。無理に背伸びしたり、「こうでなきゃ」と思い込むことなく、ちゃんと自分を知って、信じてあげられるような30代にしたいです。お仕事も、プライベートも、全部含めて「今の私、いいじゃん」って思える日々にしていけたらうれしいですね。
Profile
1995年6月4日生まれ、神奈川県出身。アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のメンバーで、イメージカラーは黄色。愛称は「ももクロの若大将」。2023年にソロプロジェクトを始動し、12カ月連続で楽曲を配信。2024年3月には東京国際フォーラムで初のソロコンサート「いろいろ」を開催し、今年5月には二度目のソロコンとして自身初の日本武道館で開催するとチケット完売するなど話題に。近年はドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)など俳優業でも注目を集めている。9月9日より東京・大阪にて上演される音楽劇『謎解きはディナーのあとで』に出演。
information
1st写真集『たまゆら』 ストーリー写真集『しおどき』
芸能活動20周年、6月4日に30歳を迎えダブルメモリアルな今年、自身初となる写真集を8月27日、二作同時発売。『たまゆら』は、ベトナム南部ホーチミンと離島・フーコック島にて撮影を敢行。現地で旅を楽しむキュートな笑顔や息を呑むほどの美しさを放つ眩いカット、ありのままの自然体な美しさなど貴重な瞬間が撮り収められている。一方の『しおどき』は、脚本家・生方美久さんと写真家・濱田英明さんがタッグを組んだストーリー写真集。生方さんが書き下ろしたオリジナルのストーリーをベースに、まるで映画やドラマのように、描かれたストーリーに沿って撮影が行われた。
<商品概要>
タイトル :玉井詩織 1st写真集 「たまゆら」
撮影 :遠藤優貴
発売日 :2025年8月27日(水)
価格 :3,300円(3,000円+税)
サイズ :B5
ページ数:128P
発行 :SDP
タイトル :玉井詩織 ストーリー写真集 「しおどき」
撮影 :濱田英明
執筆 :生方美久
発売日 :2025年8月27日(水)
価格 :3,300円(3,000円+税)
サイズ :B5
ページ数:128P
発行 :SDP
ワンピース¥49,500(アディクシー/THÉ PR) ピアス¥34,100ブレスレット¥14,850〈LOHME〉 リング¥27,500〈CESOI〉 ブーツ¥62,700〈オールセインツ〉(すべてオールセインツ ジャパン)
撮影/茉那実 スタイリング/内田理菜 ヘアメーク/竹内春華 取材/服部広子 編集/越知恭子