上質な空間でクリエイティブな体験ができるモダンラグジュアリーホテル『メズム東京、オートグラフ コレクション』。そのホテルの16階に位置し、美しい眺望と五感に語り掛ける美食を堪能できるフレンチダイニング「シェフズ・シアター」と新国立劇場バレエ団の『シンデレラ』がコラボレートしたアートなダイニングプログラムが、10月26日（日）までの期間限定で登場しました。優美で幻想的な世界観をビストロノミースタイルのコースで実現。心ときめく美味しさと、映え感を両立したランチ、ディナーそれぞれのコース料理は、特別な日にも観劇前後の余韻を楽しむ時間にもぴったり。新国立劇場バレエ団のプリンシパルダンサー、速水渉悟さん、木村優里さんのコメント付きでディナープログラムをご紹介します！

ランチプログラム￥7,600～（ご予約はこちらから）
ディナープログラム￥15,800（ご予約はこちらから）

「『メズム東京、オートグラフ コレクション』のメインテーブルである『シェフズ・シアター』では、その名前にちなんで劇場で体験するような感動を食体験でも味わってもらえる様々な試みを展開しています。今回は総合芸術であるバレエとのコラボレーションで、日本では新国立劇場バレエ団だけが上演できるアシュトン版『シンデレラ』の世界観を再現したコース料理を考えました。『シンデレラ』の楽曲が流れる中で、五感で堪能しながら特別なコラボレーションメニューを楽しんでいただきたいです」（総支配人・生沼さん）

美味しさもビジュアルも主役級のディナープログラムを『シンデレラ』に主演する、新国立劇場バレエ団プリンシパルのお二人が解説！

新国立劇場バレエ団プリンシパルで『シンデレラ』を踊る木村優里さんと速水渉悟さん。

シンデレラが舞踏会へ向かう胸の高鳴りや運命の出会い、魔法の余韻の世界観を表現したディナープログラムは全5品のコース展開。
「作品を1つ見終えたかのような満足感。展開されていくお料理はどれも『シンデレラ』の名場面を連想させるものばかり。ラグジュアリーですがおもてなしが温かな『シェフズ・シアター』で五感が研ぎ澄まされる夢の中にいるような美食体験に感動しました」（木村さん）
「僕は美しいものを愛しているのですが、こだわりを細部にまで感じられるお料理は味もビジュアルも素晴らしく、自分自身もそうありたいと思える体験でした。味覚、視覚、聴覚と五感で『シンデレラ』を感じられるお料理はまさに総合芸術。バレエとの共通点を感じた夜でした。みなさんもぜひ体験してください」（速水さん）

いざ舞踏会へ向かうシーンを感じるガレット仕立てのアミューズ。道に見立てたガレットの上には、かぼちゃの馬車に見立てたパンプキンパウダーのチュイルと鮎のリエットが。「かぼちゃの馬車のタイヤに見立てた鮎のリエットは、まず見た目に驚き、食べて美味しさに驚き2段階の楽しさ。ガレット上に寒天シートに巻き込んだエディブルフラワーが『シンデレラ』の世界観を表していて素敵でした」（木村さん）

舞踏会で出会ったシンデレラと王子。導かれるように運命のダンスをしながら距離を縮めていくロマンティックな名シーンを再現した前菜。タルトの上にはオマール海老と百合根のモンブランが。上には、王子の衣装のたすきを思わせるチップスが。「食べる前に思わず、僕のメニュー！と言ってしまうほどの再現力！ オレンジもこのシーンのキーポイントなので感激です。オマール海老とバニラの運命の出会いを堪能できます」（速水さん）

深夜12時になったら魔法が解けてしまい、暗闇へと姿を消すシンデレラの世界観を紡いだお魚のメイン料理。竹炭で色付けしたジャガイモを纏わせたハタを焼き上げた逸品。「時計の12時をイメージしたその想像力に脱帽。様々な食感を味わえるお料理。淡泊なハタとパプリカソースの相性が素晴らしく、いくつでも食べられそう（笑）」（木村さん）

シンデレラが落としていったガラスの靴を手掛かりにシンデレラを探す王子の世界を映し出したメイン料理。ローストした京鴨に季節野菜や鴨のラグーを包んだラビオリが添えられ、ガラスの靴も！ 「柔らかいお肉が絶品！ ガラスの靴、鴨のラグーで表現した魔法が解けた後の炭かぶりまで表現されていて、見入ってしまいます。靴はライスペーパーで作られていますが、実際の舞台ではどんな風にクリエーションされているか確かめてくださいね！」（木村さん）

ついに王子はシンデレラを探し出し、満点の星空のもとお城で永遠に結ばれるロマンティックなハッピーエンドを五感で感じられるデセール。「スイーツ、大好きなんです♡ さっぱりと軽いムース、お城に見立てた湯葉のチュイル、間にはサブレ生地も挟まっていて、食べてみないとわからない創造性が素敵。口の中で広がる食材のマリアージュに舌鼓を打ちました」（木村さん）

取材・文／味澤彩子