STORY初登場！ソン・ジュンギさんエキストラにアルバイト…人気俳優の青春時代とは？

数々のドラマや映画をヒットへと導き、韓国を代表する俳優として第一線で活躍し続けるソン・ジュンギさん。STORYに初登場した誌面インタビューに続き、ここではSTORYweb限定の特別編をお届け。Q&A形式で、ライフスタイルや健康習慣、気になるリフレッシュ法まで、彼の等身大の素顔に迫ります。今回のテーマは最新ドラマや自身について。今の素直な気持ちを語ってくれました。（第1回／全2回）

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エキストラをしたりバイトをしたり青春時代はワクワクと不安の毎日でした

Q.3年ぶりの出演となるドラマ『マイ・ユース』。恋愛ものに出演するのは実に9年ぶり。どんな気持ちで挑まれましたか？

今回はフローリストの役なので、表面的なことでは、まずは専門の方に習いながら役作りをしていきました。内面的なことでは、私が演じるソンウ・ヘは、大きな傷を持っている人物なので、共感することでアプローチしようと役作りをしていきました。私はこのドラマは、ロマンティックコメディではなく、ロマンティックヒューマニズムだと考えています。登場するキャラクターがお互いを癒し合うような、そして、見ていただくことで癒しに導くヒーリングを感じていただけるドラマをだと思っています。

Q.ドラマのタイトルは和訳すると「私の青春」。そんな青春を思い出されますか？

若い頃の思い出と言えば、デビューをする前、オーディションを受けに行っていた時のことを思い出します。大学に通いながら、オーディションを受け俳優としてデビューするための準備をしエキストラのバイトをしたり。まだ事務所にも所属していなかったので、同時に事務所も探していました。夢を叶えるために努力していたその時代、ワクワクしながらも不安が入り混じった気持ちを抱えていたことを思い出します。でも、戻りたくはないですね（笑）

息抜きをしたいときに楽しめる作品を作るのが俳優としての義務

Q.ソン・ジュンギさんが演じるソンウ・ヘは、人の心を癒し包み込む大型犬のような魅力がありました。ご自身を動物に例えると何でしょうか？

う～ん、なんでしょうか？自分の好きな動物に似ていたらいいなという気持ちがあるので、ウサギでしょうか？ (ウサギは寂しいと死んじゃうんですよ。と伝えると)じゃあ変えます（笑）バンビにします！

Q.どんな気持ちでドラマを楽しんでほしいですか？

みなさんが息抜きをしたい時に、楽しめる面白いドラマや映画を作ることが俳優としての自分の義務だと感じています。これからも、みなさんの愛に答えられるようにいい作品を作っていきたいと思います。そして、癒しの作品である『マイ・ユース』を是非、ご覧ください。

いつかホラー作品に出演したい！怖がりの自分がどう演じるのか気になります

Q.次々と大ヒット作に出演されてきましたが、これからの俳優としての目標はありますか？

目標と欲望は分けたいなと考えています。個人的に「こうなりたい」という欲が強くなれば、俳優として少し苦しくなる時があるので、欲とのバランスが大事。欲を少しだけ抑えて、目標を決め、その目標に向かっていきたいと常に考えています。目標と言えば･･･今まで様々なジャンルに挑戦してみたのですが、まだやっていないジャンルも多いんです。なので、まだ未体験のジャンルに作品に出演したいという気持ちがあります。その1つが、とても古典的で恐ろしいホラーです。私は、視聴者側からすると、実はホラー映画やドラマは怖くてみられないタイプなんです。韓国でも『リング』や『呪怨』はすごく有名なのですが、例えば、その前までは普通に見ていても、貞子が登場するシーンは見られないんです（笑）。うわぁぁ来る！って。でもそれを楽しんでいるんです。だから、自分がホラーをやってみたら、自分もそして視聴者の方も、その緊張感を楽しむことができるんじゃないかと思っています。撮影中に、ずっと怖がっている自分の姿が、どうなるのかという好奇心もあるんです！

撮影／酒井貴生〈aosora〉取材／味澤彩子