ExWHYZ mayuの「日々、ぼやき。」#34 鏡

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©Takuya Iioka/光文社

4人組ガールズグループExWHYZ(イクスワイズ)のメンバー・mayuさんのエッセイ連載の第34回。ラジオ番組での「リスナーお悩み相談」が核心を突きすぎる……と高いコメント力で話題の彼女が、JJ世代の一女性として等身大の“もやもや”を赤裸々に綴ります。言語化って本当に、難しいですね。

カウンセリングに通い始めて1年半ほど経とうとしています。

世の中のカウンセリング事情がどんなもんなのかあまりよく知らないのですが、普通に会話って感じです。

私は知人からの紹介で自分に合った人に出会えたのでラッキーなのですが、これは本当に相性とかめっちゃあるよなーって思います。

ちなみに、カウンセリングって具合が悪すぎる時はあんまりやっちゃいけないらしいです。

私が初めてカウンセリングを受けたのは中学2年生の頃でした。

その頃は自分の抱えているモヤモヤをうまく言葉にすることが出来なくて、まともに話せた記憶がありません。でもカウンセラーさんのことが大好きで、会える日が楽しみだった記憶があります。そのカウンセラーさんが好きって言ってたアーティストの音楽を私は今でもたまに聴くけど、今でも好きで聴いてたりするのかなあ?

 

ちなみに、私は会話が苦手なわけではなくて。
(多分)
小さい頃から、わかりやすくめっちゃ明るいぜ!っていうタイプではなかったけど、通信簿にも「困っている人が放っておけない性格」と書いてあったり、昔からの友達にも「なんかちゃんとみんなと話してたよね」と言われたりします。

だからか、目立ちたい気持ちはなかったけど(むしろ普通に恥ずかし!ってなるタイプだし、でも任されたらやるしかないし、やるならちゃんとやるだろ!!!!)なにかしらの代表になってみんなの前で話したり、引っ張らなきゃいけなかったり、誰かとコミュニケーションをとることはよくあったように思います。

だけれども、自分の中のモヤモヤを誰かに話すことはうまく出来なかったのかもしれないです。

悪く言いたいわけではないけど、父は5歳になる前とかにはもう家にほぼ居なかったからまともに話した記憶も無いし、大人になってから再会しても父であるという肩書きがあるだけの他人のおじさんだなって思ってたし(そこから距離が縮まることも別になかった)、

母は優しかったし、母なりに母として出来ることを全うしようとものすごく頑張ってくれてるなあってめっちゃ思ってたから感謝の気持ちはあるけど、子どもの頃から母の精神世界の話や感覚についてわかろうとするのに必死だったのと、相談してもよくわからないことが返ってきたり(?)して、だんだん「求めているものがもらえないという絶望感の方がつらいから話すのはやめよう」と思い始めてしまって、

本当に頼りたい人に上手く頼れなかった気がします。

でも、衣食住は守られてたし、たくさん周りの人のサポートを受けながら育ちました!!

ただ、自分の負の感情を処理する方法がわからなくて苦手でした。

その方法を身に付けないまま、めっっっっっっちゃストレスがかかる環境に身を置いてしまって、真面目な性格が故にそこから逃げることもできず、めちゃくちゃになっちゃった☆ って話です。

人生逃げた方がいい時もあります。

 

まあそんなわけで、10代の頃のカウンセリングではあまり上手く話せなかった私ですが、さすがに危機感を覚えたのと、自分もすっきりしたい気持ちがあったから、言葉にすることを諦めないぞ!と思って思ったことを携帯に書き込んだりするようになりました。
(ノートに書かなかったのは、ノートは母に勝手に見られる可能性があったから。みんなからもらった手紙とか勝手に読まれたこともあった。ひとり暮らし始めてからやっとノートにも書けるようになった!)

そんで、コソコソ携帯に書き込むだけじゃ足らなくて、歌ったり踊ったりさせてもらっています!!!!!!!!!!!!!!

まあそんな生活も今年で終わりなんだけど。

でも、本当に言葉にすることを諦めてこなくてよかったなーって思います。表に出る人間として色々、ある程度努力は出来るけど、それだけじゃ変えられない何かがたくさんありますから。そして評価されるかどうかは別だから。(自分が評価されたいかどうかというより、評価されなければいけない世界)

言葉にする事は諦めなければ、できるから!

逃げなかったら見つかることがあるから。誰にも邪魔されない無限の旅だから。言葉にしたくない事ってのもあるけどね。それも大切にしたいと思えるようになったのは歌ったり踊ったりするようになったからかもしれない!

 

そんなわけで、成人してからのカウンセリングはまあ割とお話し出来てるなって感覚がありました。

なんだけど。。。。。。。。。。

なんだけど!!!!!!!

最近、ついに言葉にならないところにやってきた。

この1年半は、ここに来るための序章に過ぎなかったんだって思いました。

え、こっからが私の歩みの始まりじゃん、って思いました。このスタートラインに立つのには時間がかかるんだなということもわかりました。

あれこれカウンセラーさんに話すんだけど、カウンセラーさんも「ん? つまりどういうこと? こういうこと?」みたいな感じで。

それに対して一応説明するんだけど「んー???」って感じで。

私も自分で話してて自分の言ってることなんか変かもなって思ったけど!でも本心だから言う。

で、カウンセラーさんに言われたのは「それをする自分が嫌なんじゃなくて、何をするにもその決断をした自分自身に自信を持てない自分のことがあなたは嫌なんじゃないの?」って言われた。

はい、それです。

ありがと先生! それだわ!

で、あれこれ後悔したりくよくよしてしまう自分のことを「開き直れ! それか受け入れな! 落ち込んでも何してもいいけど明るくやれ! 笑い飛ばせ!」と言われた。ウケる。

あとは練習あるのみで、色々試してやってみてそれで前進したら良かったね、だし、後退したように思えてもどっちにしろ進んでるからそれでいい! とのことでした。同じところに戻ってしまったらどうしたらいいかまた一緒に考えよ! って言ってた、サンキュー。

で、日々練習する中で思うことがあったらメモしておいてねと言われた。

やっぱり言葉にすることは生きることなんだなー。

まだ道中だけど、それでも言葉に出来なかった10代の時と比べて、下手くそでも、正しくなくても、この人には言葉にして大丈夫と思えること、相手を信じることが出来るようになったんだなと思いました。

自分の具合の悪さを解消するために治療法をネットで検索すると大体想像通りの健康になりそうなことと「誰かに自分の気持ちを聞いてもらいましょう」と出てきて、

10代の頃は「それだけは嘘!!!! 他人に話した方が傷付く!!!!! 無理!!!」って思ってたけど、その情報は多分本当で、誰かに話せた方がいい。けど、わかってもらえない恐怖の方が大きかったんだと思う。

だからめっちゃ成長してるじゃんってかんじ!

 

がんばります。

©mayu/WACK、光文社

profile/mayu (ExWHYZ)

EMPiRE結成メンバーとして活動をスタートし、2022年にExWHYZ(イクスワイズ)を結成。作詞や振り付け、チームの精神的支柱を担う。2023年5月には所属事務所WACKのグループ初となる日本武道館ワンマンライブを開催、成功させた。
2025年は2度の全国ツアーやホール特別公演を開催。2026年4月1日に念願のリキッドルーム公演『ExWHYZ LIVE ‘GIVE YOU MY WORD’』を開催予定。また同日に3rdシングル「GIVE YOU MY WORD」もリリースされる。5月には10都市を回るExWHYZ最後のツアー『ExWHYZ LAST TOUR ‘DANCE YOUR DANCE’』の開催が決定している。

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photo/Takuya Iioka
styling/Erika Abe
hair & maku-up/Yuri Ikeda[éclat]