子どもの「学校行きたくない」に焦るママへ。くわばたりえさんと考える「親が無理をしない」子育て
休ませるべきか、励ますべきか、どんな言葉をかけたらいい? 子どもの「学校行きたくない」問題。当事者になってはじめてわかる、焦る気持ち。ママ友には話しにくいことも、バタやんになら相談できる! 自身の経験もまじえ、全国の悩めるお母さんに「大丈夫やぁ」を届けます。
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◯ お笑いタレント くわばたりえさんのYouTubeチャンネル
くわばたさんは1976年生まれ。高1・中1・小5の3児の母。一時期、次男の不登校を経験。YouTube「バタやんちゃんねる」が絶大な人気を誇り、泣ける応援ソング「大丈夫やぁ」も好評配信中。
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【対談】お母さんは自分を労うことも忘れないでほしい
(読者・左から)
A・Kさん(医療事務)
中1息子・小4娘の母。息子が小1から行き渋り。全寮制の中学に入り、自分で朝起きて通えるようになったものの心配は尽きない。
N・Mさん(メーカー勤務)
高1息子の母。息子が中1から体調不良を理由に不登校に。現在は通信制高校に通っており、子どものことは子ども本人に任せている。
M・Uさん(主婦)
中3・小5・小2娘の母。「学校行きたくない」と言う次女に対し、毎回行かせるべきか、休ませてあげた方がいいのか悩んでいる。
◇ 不登校になっても一生は続かないと思っている
M・Uさん
娘がたまに「学校行きたくない」って言うんです。何回か休ませたことはあるのですがこのまま大丈夫かなって。
くわばたさん
不安になるよね。うちは次男が月曜日だけ休むことが4カ月くらいあったんですよ。小3の時かな。はじめは土日サッカーとか忙しかったから、しんどいのかなと思った。
A・Kさん
行きたくなかった原因はわかりましたか?
くわばたさん
担任の先生とうまくいってなかったって、6年生になって話してくれたんですよ。
N・Mさん
どんな先生にあたるかも重要ですよね。
くわばたさん
息子は気が付いたら行くようになっていたけど、月曜休む週が続いた時に、これが月・火・水とか増えてきたらどうしようって恐怖感に駆られちゃって。「しんどいって言うけど熱もないやん!」とかギャーッて言っちゃって。
M・Uさん
わかります。みんなは勉強を進めているのに、この子は何もしないで家にいて…みたいに気になって。
くわばたさん
うちは一人で留守番できたんだけど、ゲームしているからこっちは焦るんですよ。かといって、一日中何もしないで部屋でうずくまっていても心痛くなる。親としてはとにかく学校に行っていないことが不安だ、みたいなことですよね。
N・Mさん
自分の仕事が休みなら「休んでいいよ」って言えるけど、仕事があると言えない。
くわばたさん
こっちに心の余裕があるかどうかにもよるかもしれないよね。
A・Kさん
うちは夫と考え方が合わなくて。夫がただ学校に連れて行けばいいっていうのは違うんじゃないかなと思う。
くわばたさん
うちの夫も柔道やっていたから、どうしても「心が怠けてるだけやん」みたいな考えになりがちで。でも、自分のせいでお父さんとお母さんが喧嘩しているのも子どもは辛いやろうね。
N・Mさん
うちは私にいろいろ言われて、夫も少しずつ不登校について調べるようになりました。一番近くで見ているのはお母さんだけど、ちょっと引いている目線も大事かも。
M・Uさん
たしかにそうですよね。私はきょうだいへの影響も気になっています。
くわばたさん
うちは兄や妹が「休んでずるい」って言うから、私が「あんたらも休みたいんやったら休んでいいで!」って言ったら「行けばいいんでしょ!」って学校行ってましたけど(笑)。でも次男が休んでいるのを見ているから、自分も心が不安定になった時は「休みたい」って言いやすい環境にはなっているかなと思うんですよ。
N・Mさん
みんながそんなふうになったらいいですね。
くわばたさん
性格も違うし、休みたい理由もみんな違う。いろんな考え方があるから、こういう時はこれが正しいよっていうのはない。ただ子どもやけど一人の人間やから、自分に置き換えて考えてみたりしないといけないのかなと思っている。自分が家にいたいのに「出ましょうよ」って言われても、「今じゃないねん。出たくなったら出たいって言う」って思うもんね。
A・Kさん
このまま学校に行けなかったら将来就職とかもできなくなる、どうしようと考えちゃいますけど……。
くわばたさん
でも最終的に思ってるのが「生きてるからええやん」っていうこの言葉やんね。今を大事にしないと将来もなくなりますもんね。
M・Uさん
子どもに干渉しすぎず、親は親で楽しんだ方がいいんですかね。推し活とか!(笑)
くわばたさん
そうやんな。「今日は学校行けそう?」とか毎日聞かれるより「ごめん、ママ今日◯◯のライブでちょっと九州行ってきます!」の方が子どもは気持ちが楽なんじゃないかな。
A・Kさん
私も習い事を始めました。
くわばたさん
そうそう、そういう時間を親も作ったらいいんだよね。「行っても行かんでも大丈夫か」って思えたら、親も子も救われるのかもしれないよね。
撮影/吉澤健太 ヘア・メーク/Hitomi(Chrysanthemum)スタイリスト/小川真央 取材/羽生田由香、香取紗英子 ※情報は2026年6月号掲載時のものです。
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