梅宮アンナさん「子育てをした記憶がないんです」娘モモカさんと“一緒に成長した”親子関係

子どもの成長とともに、多くの親が悩む「子離れ」。でも、梅宮アンナさんは「子育てをした記憶がないんです」と笑います。親子というより、一緒に成長してきた——そんな関係だったとそう。子どもに何かを押し付けるのではなく、一人の人間として尊重してきた二人の距離感や関係性について、詳しく話を聞きました。

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「これをしなさい」は一度も言わなかった。選ぶのはいつもモモカ

モモカは小さい頃から、私だけじゃなく梅宮家のみんなに見守られて育ちました。中学生になる頃には、「今日はじっち(辰夫さん)の家に行く」「今日はまんまの家に泊まる」って、自分で決めていたんです。私は昔から、モモカに「これをしなさい」と言った記憶がほとんどないんですよ。だって私自身、学校で勉強を頑張ってきたタイプじゃないから、「勉強しなさい」なんて言えない(笑)。だから何でも本人に選ばせてきました。学校選びも大きかったですね。
モモカが通っていた学校は、入学の時に「教育方針には口を出しません」という趣旨の同意書を書くような学校だったんです。「教育は私たちプロに任せてください」ーーそんな姿勢が私はすごく好きでした。親のほうが学校より強くなるんじゃなくて、学校を信頼する。だから教育については全部お任せでした。学校から呼ばれたことは二回だけ(笑)。

一度はモモカがお友達とちょっとトラブルになった時。そしてもう一度は……私です。雑誌で少し露出のある撮影をしたら、シスターの学校だったので「子どもへの影響を考えてください」と呼び出されちゃった(笑)。でも、それくらいきちんとした学校だったからこそ、安心して預けられたんですよね。私は決して手をかけるタイプの親ではありませんでした。でも今振り返ると、それがうちにはちょうど良かったんだと思っています。

「厳しくすると子どもは嘘をつく」だから同じ目線で話した

私は昔から、子どもを必要以上に厳しく育てようとは思いませんでした。だって、あんまり厳しくすると、子どもって親に嘘をつくようになるでしょう。それが私は一番嫌なことだったんです。だからモモカとは、できるだけ同じ目線で話すようにしていました。「これはダメ」「あれはダメ」と頭ごなしに言うんじゃなくて、「モモカはどう思う?」って聞く。何かあれば一緒に考える。親だから何でも正しいわけじゃないし、子どもだから何も分からないわけでもない。私はずっと、そんな感覚だったんです。

もちろん、危ないことや本当に大事なことは親が止めなきゃいけない。でも、それ以外のことまで全部親が決めたり、先回りしたりする必要はないと思っていました。子ども同士で悩んだり、失敗したり、自分で考えたりする時間って、すごく大事じゃないですか。だから私は、モモカが自分で決められることはできるだけ本人に任せてきました。親が答えを出すんじゃなくて、「あなたはどうしたい?」と聞く。その積み重ねがあったから、モモカは自分で考えて、自分で選ぶ子になってくれたんじゃないかなと思っています。

私の子育てって、「育てた」というより、横で見守っていた感覚に近いのかもしれません。信じて任せる。そのくらいの距離感が、うちの親子にはちょうどよかったんだと思います。

「子育てをした記憶がない」一緒に成長してきた親子

「子離れはいつしましたか?」そう聞かれることがあるんですけど、私にはその感覚がないんです。うち、多分「子離れ」「親離れ」という言葉があまり当てはまらない親子なんですよね。昔から親子というより、友達みたいな距離感でした。お互い一人っ子同士だからなのかな。ベタベタするわけでもなく、でも何でも話せる。雨がすごく降った日に学校を休んで、二人でディズニーランドへ行ったこともありました(笑)。

モモカはコロナで留学生活が一度止まってしまったり、ようやくサンノゼで生活が軌道に乗ったと思ったら、今度は私が乳がんになって帰国したり、この数年は思いがけない出来事が続きました。それでも今年、またサンノゼへ戻り、自分の人生を歩き始めています。「子育てを終えた感覚はありますか?」そう聞かれても、私には正直、その感覚がありません。

子育てをしてきたというより、生まれた時から二人で一緒に成長してきた感じ。それが一番近い表現かもしれない。親が子どもを自分の思い通りに育てるのではなく、一人の人として信じること。選ばせること。そして、いつでも同じ目線で話せる関係でいること。そんな積み重ねがあったからこそ、モモカが海を越えて自分の人生を歩き始めた今も、親子でありながら、お互いを尊重できる心地よい距離感でいられるのだと思っています。

ジャケット¥305,547(by HANA WRIGLEY) デニムパンツ¥27,500(ヤヌーク/カイタックインターナショナル) パールネックレス¥61,600 「あ」 リング¥390,500 「クロス」リング¥389,400(すべてビジュードエム/ビジュードエム六本木ヒルズ) パンプス¥113,300(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ ジャパン カスタマーサービス) タンクトップ・その他リング/アンナさん私物

撮影/古水 良(cheek one) ヘア・メーク/森 ユキオ(ROI) スタイリスト/乾 千恵 取材/日野 珠希 構成/玉榮日菜子

SHOP LIST
〇カイタックインターナショナル 03-5722-3684
〇セルジオ ロッシ ジャパン カスタマーサービス 0570-016600
〇by HANA WRIGLEY hello@hana-wrigley.com
〇ビジュードエム六本木ヒルズ 03-6271-5353

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