犬山紙子緊急連載「コロナ禍中日記」vol.8〜テレビリモート出演までの流れ
【犬山紙子 緊急連載 】
コロナ禍中日記 3歳児とともに Vol.8
5月12日 テレビリモート出演までの流れ
10時半から13時まで「ワイドスクランブル」に出演。家からのリモート出演にもかなり慣れてきた……と言いたいところだけど、「スッキリ」や「チャント!」など他のリモート出演で使う機材や設定が異なっていたりするので、多少時間がかかったりするのです。
リモート出演の流れは、部屋から2つのハンガーラックを移動するところからスタート。ワイドスクランブルの時は8時くらいから。私の部屋が通常テレビに映っても良いほどすっきりしているわけではもちろんなく、衣装でぎゅうぎゅうなので、それをどかす。
それからPCの設定をして、お茶と白紙をデスクに置いてリングライトをON。ライトは1ヶ月前に慌ててアマゾンで買ったもの。赤、青、緑などの光にもできる無駄な機能満載の3000円くらいのものです。色は黄色、光を2番目に弱くするのが一番写りが良いというところに落ち着きました。あまり眩しくすると「ライトあててまっせ!」という感じになってしまうのと、眩しくて目がしょぼしょぼしてしまうんですね。
それから冷凍パンを2つチンして(Pan&のハニーソイ)食べながらその日のニュース題材で言いたいことや疑問点をメモをしたり、まとめたり。
だいたい前日の夜にニュースのラインナップが届くので、夜のうちに情報収集をして、朝自分なりの考えをまとめるという感じです。
するとあっという間に9時、電話で朝の打ち合わせを済ませ、ヘム鉄を飲んで、メイク、ヘアセット、さらにメモ、そして本番という流れ。
コロナ禍、感染症の専門家でない私がコメンテーターとして座っている意義は専門家の先生に一市民として質問をすること、周りの人たちの声がどんな感じで、どんなことに困っているかを伝えるところなのかなと解釈しています。自分の意見を言うときは主語を大きくしない。これまでと同じではあるのですが、より強くここは崩してはならないと肝に命じてます。そのためにもヒアリングと基本的な勉強は超大切だったりします。当たり前か。
隣には娘と夫がいるので、いつ娘が乱入してくるかとヒヤヒヤしているけれど、今のところ乱入はなし。夫よ、ありがとう。一度取材中に娘のギャン泣きが聞こえてきたことがありましたが……。
ちなみに、私がテレビに出ている姿を見た娘は「ママだ」と一瞥くれるだけで、すぐディズニープリンセスごっこに勤しんでいます。いや、3歳児が延々と情報番組見てるのもなかなかないことだとは思うけども。
———ご主人と3歳の娘さんとの「おこもり」な日常、子育てや仕事の悩み、みんなにシェアしたいこと……を犬山さんが「ほぼ(隔)日」でアップ!
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◉犬山紙子
エッセイスト。1981年、大阪府生まれ。14年、ベーシストの劔樹人氏と結婚。17年、女児誕生。著書多数。『スッキリ』等、テレビのコメンテーターとしても活躍中。最新刊は『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』(扶桑社新書)
写真・イラスト・文/犬山紙子 編集/フォレスト・ガンプJr.
犬山紙子緊急連載「コロナ禍中日記」