【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 53本目/100
「春巻きは楽しい」「春巻きは簡単で美味しい」をモットーに、毎週1本ずつご紹介する「ハルマキ100本ノック」 まだまだ100本達成への道のりは遠いですが、日々の暮らしのなかで春巻きが、皆さんの身近な存在になったら嬉しいです。巻いて欲しい素材のリクエストやご質問なども大歓迎。(herself@kobunsha.com)まで、いつでもお待ちしています。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ3。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
53/100
鯖の味噌煮とたっぷり薬味のコロッケ春巻き
以前、鯖の水煮缶と間違えて味噌煮缶を買ってしまいました。とりあえず非常用袋に入れ、忘れていたのを発見。災害時に鯖味噌は喉が渇きそうなので使うことにし、なんとなくジャガイモと巻いてみたら、コロッケ的春巻きができました。油を吸ったジャガイモってつくづく美味しいですね。コロッケを食べたいけれど作るのが面倒、という時におすすめです。
【材料】 3本分
- 鯖の味噌缶 1缶
- ネギ 15㎝
- 生姜 20g
- ジャガイモ 小1個(100gくらい)
- 春巻きの皮 3枚
- サラダ油 大さじ3
【作り方】
1.鯖の味噌煮は汁けをキッチンペーパーなどでしっかり拭き取り、骨と皮を取り除きボウルに入れる。
2.生姜とネギはみじん切りにして1に加える。
3.ジャガイモは皮を剝き、粗くすりおろして2に入れたら全体をよく混ぜる。
4.春巻きの皮の上に3を載せ、しっかり巻く。
5.フライパンにサラダ油を入れ中火で温めたら春巻きを並べ、そのままの火加減で揚げ焼きする。
6.全体が美味しそうなキツネ色になったら、油を良く切って半分に切り分ける。
【ポイント】
①魚の缶詰を春巻きにする時は、汁けをしっかり拭き取り、皮や骨がある時はきれいに取りましょう。このひと手間がきれいな味を作ります。必ずお忘れなく。
②ジャガイモから水分が出るので、巻いたら早めに揚げ焼きしましょう。
【合わせたいお酒】
香り良い焼酎。ロックでもお湯割りでも。
【動画でも作り方を紹介しています】
25本目:グリーンアスパラガスと、その皮、ちりめんじゃこの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:00~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子