【LIFESTYLE】料理家 こてらみやの「ベランダと暮らす」vol.23

年末恒例のベランダ仕事

今年は冬になっても暖かい日が続いたおかげで白菜が大豊作とのこと。大きな丸々とした白菜が八百屋さんやスーパーの店頭に積まれているのを見かけるようになりました。

こんな立派な白菜が4株で600円! もちろん箱買いして、年末恒例の白菜漬けを仕込みました。
大きな白菜を扱うこの作業は、場所を取るし、お台所も散らかるのでベランダでやるに限ります。

まずは白菜を切って干すところからスタート。今年の白菜は肉厚でみずみずしくて、なかなかの上物です。

真っ白でハリのある大根も買ったので、ゆず大根とはりはり漬けの仕込みも白菜といっしょに始めました。白菜も大根も寒風に一晩当てることで甘味が増しておいしく漬かるのです。

一晩干した白菜はさっと洗って塩をすり込んで漬け込みます。水が冷たいけれど、おいしい白菜漬けのためならエンヤコーラ!あとは重しをかけて、ゆっくり乳酸発酵するのを待ち、昆布や赤唐辛子、柚子皮を加えて本漬けします。
(詳しい漬け方は「ベランダ暮らし4」と「ベランダ暮らし5」でご紹介しています。興味のある方はご覧になってみてくださいね!)

本漬けして3日経ちました。ようやく食べごろになったようです。
今日はお天気がいいので、おにぎりをこさえてベランダでお昼ごはんにしました。おかずはもちろん白菜のお漬けもんです。浅鉢にたっぷりと盛りつけました。

ん〜〜〜、今年の白菜は見た目通り甘くてみずみずしくて美味しい!箸が止まりません。サラダのようにいくらでも食べられます。熱〜いほうじ茶をすすりながらペロリとひと鉢いただきました。

ベランダごはんの後は、道具や種の整理を。この年末にガーデニング友だちから、「三尺ささげ」や「パッションフルーツ」などの種を分けてもらいました。今からワクワク! 来年も楽しいベランダになりそうです。

 ではでは、みなさまよいお年をお迎えくださいませ。そして2022年もよろしくお願いいたします。

 

こてらみや
料理家。毎日食べたくなるような、素材の持ち味を生かしたシンプルな料理を得意とする。休日の楽しみは、ベランダで収穫した果物やハーブを使ってびん詰めを仕込むこと。著書に「魔法のびん詰め」(三笠書房)など。instagramアカウントは @osarumonkey

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