櫻坂46・土生瑞穂さん「ソロ活動はグループありきのもの。欅坂、櫻坂以外の学びを持ち帰り、グループに貢献することも念頭に置いていました」

11月25日をもって、櫻坂46から卒業する土生瑞穂・通称土生ちゃん。大きな選択をした記念に、CLASSY.編集部とPHOTO BOOK「Destination」を制作しました。これからの彼女は、どんな「Destination」=行き先を見つめているのか――。編集部もスタッフ一同も、たのしみにしていたいと思います。

転機になったのは、JJやCLASSY.など雑誌に出るようになったことでした

18歳で欅坂46に加入し、8年

18歳で欅坂46に加入し、8年。キャリアの転機はいろいろありましたが、思い返すとJJやCLASSY.、ファッション誌のモデルを始められたことが大きな転機でした。ずっと服が大好きだったので、自分の好きを勉強して磨ける場所に出会えて幸せでしたし、読者やファンのみなさんの反応もありがたくて。誌面の私を見て「おしゃれが好きになりました」とか「ファッションの幅が広がりました」と言ってもらえるとうれしいし、反響の大きさを感じる場面も多々ありました。
私にとってCLASSY.は、自分の新たな一面を見せられて、みなさんと一緒に成長していける場所。モデルの現場でヘアメークさんやスタイリストさんをはじめ、いろんな方々とコミュニケーションを取る中で、自分が知らなかった世界を知ることができるのも大きな経験でした。ファッションの知識だけでなく、職業もライフスタイルも生き方も「こういう選択肢もあるんだ」という発見があって…女性としての知識が増えたかんじがします。それはグループでは味わえない景色だったし、視野が広がるきっかけにもなりました。

完成図を思い浮かべながら、求められることを理解して仕事したい

モデルの仕事で求められるのは、いかに服を魅力的に見せるか。だから撮影に入る前には必ず企画内容やページのコンセプトを把握するようにしています。それを理解していないと何を見せればいいのか分からなくなってしまうから、その確認は怠りません。
例えば、パンツの企画だったらシルエットがキレイに見えたり、読者の方に「私も着たいな」って思ってもらえるようなポージングを考えたり。求められていることを理解する姿勢は心掛けています。完成図を思い浮かべながら撮影に向き合うのも大切にしていることのひとつ。大きくなるカットだから大胆に動いてみようとか、レイアウトが組みやすいようにさっきとポージングを変えてみようとか。自分の中で企画全体を想像して、写真選びの選択肢を増やせるような表現を模索しています。
モデルを始めた当初は、カメラ前でどう動けばいいのか、ポージングに悩むこともありました。その中で大事にしていたのは、自分のページを客観視すること。撮って終わりではなく、出来上がった雑誌を実際に見返して、気付いた改善点を次に生かすことは今でも意識しています。モデルの現場では、自分の様々な表情を知ることができました。MV撮影やパフォーマンスで、モデルの仕事を通じて身についた表現力が生きてる、と感じることも多かったです。そして大前提として、モデルやラジオのソロ活動は、すべてはグループというベースありきのもの。欅坂、櫻坂以外の現場で得た学びを持ち帰り、グループに貢献することも念頭に置きながら、個人活動に向き合っていました。

土生瑞穂さん
1997年生まれ。東京都出身。2015年、欅坂46の一期生オーディションに合格し、活動をスタート。2017年からは、MBSラジオ「ちょこっとやってまーす!」のレギュラーパーソナリティに就任。同年10月リリースの「風に吹かれても」で初のフロントを務めた。2018年、JJ7月号でモデルデビュー。CLASSY.では、2021年10月号よりレギュラーモデルとして活躍。11月25日、「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」をもって櫻坂46から卒業。11月7日には、土生瑞穂1st PhotoBook『Destination』が発売。

【衣装】ジャケット¥91,300ビスチェ¥37,400(ともにカレンソロジー/カレンソロジー 新宿)シャツ¥31,900デニムパンツ¥29,700シルバーリング¥30,800(すべてハイク/ボウルズ)パンプス¥170,500(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)ピアス¥28,600ボールネックレス¥31,900ロングボールネックレス¥46,200スモーキークオーツリング¥99,000ラリマーリング¥46,200(すべてマリハ)

撮影/土山大輔〈TRON〉 ヘアメーク/森野友香子〈Perle Management〉 スタイリング/濱口沙世子 取材/坂本結香 再構成/Bravoworks.Inc