言葉の力で子どもの能力を引き出す!プロが教えるトーク術

受験以外でも効果的!やる気を引き出すためのコミュニケーション術を、「ペップトーク」の先駆者に聞きました。

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教えてくれたのは…浦上大輔さん

ペップトークの先駆者。1969年東京都出身。スポーツ用品の代表取締役を経て、一般財団法人日本ペップトーク協会を設立。D判定だった娘の中学受験の成功体験など講演も人気。著書に『たった1分でやる気にさせる話術ペップトーク』

言葉の力で子どもの力を引き出す

「Pep」とは英語で元気や活力という意味で、ペップトークとは、元はアメリカでスポーツの試合前に監督やコーチが選手に発する短い激励のスピーチのこと。勝つためではなく実力を出しきるための声かけの仕方で、結果は後から付いてくるという考えです。

中学受験ではとかく目線が下がり〈合格=成功・不合格=失敗〉となりがち。どう成長してもらいたいのか長い目線で子どものことを考え、〝あなたの人生を応援するよ〟というスタンスでいれば大抵のことは受け入れられます。

子どもが壁にぶつかった時、マイナスにフォーカスするのではなく、できていることに目を向けさせ、心の動きをプラス方向にうまく導き、行動に移せるよう背中を押します。そのために、親は心に余裕を持つこと、そして子どもの成長したところや良いところの事実を認識しておくことが大切。子どもが人生の主人公として生きていくサポートをするのが親なのですから。

ペップトークの4Step

まず、❶では親が状況を受け入れて子どもの心のドアを開き、❷本人の頑張りを認め、状況をプラスに転換し、❸ポジティブな行動を提示し、❹最後に背中を押す、というのが基本。子どもの性質に合わせ緩急に変化をつけることも大事です。

他にも… 「してほしくない」は「してほしい」に置き換えること!

撮影/沼尾翔平 取材/竹永久美子 イラスト/本田佳世 ※情報は2023年12号掲載時のものです。

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