【親の介護どうしてる?】経営者兼YouTuber(51歳)が見つけた自分らしい向き合い方
創刊当初、40代向けの雑誌だった美STも当時の読者たちが今、50代に。50代のライフステージも多様化し、悩みもさまざま。今回は、いつかは確実に訪れる「親の介護」をテーマに、YouTuberとしての経験を活かしながら前向きにサポートを続ける福村さんに取材しました。
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何度も「覚悟してください!」と言われた父の病気。自分の経験を活かし後悔のないよう今できることを
美容サロンを営む傍ら、京都旅YouTubeも作っています。私が子供の頃からいろいろな所に連れて行ってくれた優しい父の介護が始まったのは1年前の9月。慢性腎臓病で透析生活が始まったことがきっかけでした。2022年11月に腸閉塞により小腸が破裂して人工肛門のストーマ生活に。今年に入ってから何度も、覚悟してくださいと言われましたが乗り越えてくれ、今年の夏頃までは父を車に乗せて観光地に出かけたりしていました。今は週3日透析、週3日の訪問看護というペースの生活。母一人で父の介護は難しく、私も父のサポートをしたいと、母と交代で病院の送迎や訪問看護のサポート、身の回りの世話をしています。
父が弱っていくのを見るのは辛いけれど、介護をネガティブにとらえることはやめました。心配で眠れないこともありますが、クヨクヨ悩んで体調を崩すなんて父は望んでいないはず。旅YouTubeの撮影をしながら父と一緒に行った場所に思いを馳せて父に見せてあげたい風景を思い、自分時間も大切にしています。
介護中も一緒に旅へ
私のお出かけ好きは父譲り。介護中も一緒に旅行に行きました。できないことが増えていく中、ご飯を食べてくれるだけでも嬉しい、些細なことでも笑えるのが嬉しい!そう教えてくれたのは父でした。
50代の今、愛用するコスメは?
介護で疲れた顔に見せたくないのでDONACEREのリップは華やか色を選んで元気に。動画の撮影でシワの深さを自覚してからはVictlineのクリームを目尻と法令線にたっぷり。
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2024年『美ST』1月号掲載
撮影/Ben Yi p Tsun- san(Matthewmark) 取材/浦﨑かおり