「圧を出さずに信頼感を出す」内田有紀さんの知的に見えるお仕事メイク

少女のピュアさと大人の知性、絶妙なバランス感覚で自分を磨き続ける内田有紀さん。メークに興味津々!という内田さんをヘア・メーク板倉タクマさんがメーク!仕事仲間との集まりやイベントなどに行くときにぴったりのメークを教えてくれました。

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俳優 内田有紀さん(48歳)

実はメークに興味津々!今日みたいな撮影の現場でもメークをしてもらっている間は薄目を開けて覚えて、後で真似しているんです。うまくいかないのが悩みですが(笑)。

また、この年齢になると手に取る色が同じになりがちだったり、メーク法が変わらずマンネリになる危険も。幸いにも私にはハッキリ言ってくれる女友達や仕事仲間がいるので、みんなの意見を聞きつつ、会う相手への誠意としてメークと向き合いたい。

こう思えるようになったのも、数々の試練があったから。もともと感受性が強い傾向でバラエティ番組「ポツンと一軒家」を見てボロ泣きしちゃうくらい(笑)。若いころには心が不安定になったこともありました。人生の荒波に一つ一つ向き合っては傷ついて、でも立ち直ってできたカサブタがプロテクターとなって自分を勇気づけてくれている気がします。

それに人はどんなことで仕事を退いたりするかわかりません。だから多少面倒くさい存在だと思われるかもしれないけれど、二度と戻らない一期一会の時間には全力を尽くしたい。その感謝を表現する手段のひとつがメーク。メークは今の自分のしつらい方を確認するポイントであり、相手への愛情表現でもあるんです。

《Profile》
1975年東京都生まれ。’93年にデビュー後、’94年ドラマ「時をかける少女」で主演を務める。代表作はドラマ「最後から二番目の恋」「ドクターX〜外科医大門未知子〜」シリーズや映画『踊る大捜査線』シリーズなど。その他、舞台やCMなど幅広く活躍、多方面で存在感を発揮し続けている。最近では「BLOOMIO(ブルーミオ)」(ロート製薬)の広告に起用され、透明感あふれるみずみずしい肌と表情が話題に。

\使ったのはこれ!/

左から:洗練された印象と立体感を与える、使いやすさ抜群のニュートラルベージュのアイシャドウ。クチュール ミニ クラッチ100(ストラ ドールズ)¥9,900、ケア成分80%で一日中潤いも感じる至福のつけ心地。ルージュ ピュールクチュール NM¥6,050(ともにイヴ・サンローラン・ボーテ)、ディオール ヴェルニ449(ダンサント)¥3,960(パルファン・クリスチャン・ディオール)

★メイクのポイント

チャームポイントでもあるアーモンドアイを生かすように、目頭からしっかりアイラインを入れた上にアイシャドウを太めラインのようにぼかします。目尻より目頭を濃いめに入れるのがポイント。口元はヌーディに抜け感と立体的なツヤを意識。(教えてくれたのは……ヘア・メークアップアーティスト 板倉タクマさん)

《衣装クレジット》
ジャケット ¥71,500(フミエタナカ/ドール)イヤーカフ ¥26,400、ネックレス ¥31,900(poda/アトリエ ジムル)

2024年『美ST』1月号掲載
撮影/生田昌士(hannah) ヘア・メーク/板倉タクマ(nude.) スタイリスト/宮澤敬子(WHITNEY) 取材/柏崎恵理 編集/漢那美由紀

美ST