50歳で脳動脈瘤を患った元議員女性(59歳)「今は障がい者ホーム建設に奮闘中です」

障がい者向けグループホーム建設にまい進している岡本英子さん(59歳)にインタビュー。大手術を乗り越え、20代の議員時代から温め続けた夢はもうすぐ完成間近。「命ある限り人の役に立ちたい」という思いを胸に輝く美センパイに、社会貢献の第一歩は何から始めればいいかお聞きしました。

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未来の世の中に役立ちたくて障がいのある女性に向けた場所を作っています

お話を伺ったのは……グループホーム経営・塾経営 岡本英子さん(59歳)

今、障がい者グループホームを建設中です。そうした場所を描いたのは横浜市会議員として活動していた20代後半。大勢の市民とお会いする中で障がいのあるお子さんを持つお母様方から「親が元気なうちは面倒を見れるが、親が死んだあと子供が一人で生きていけるか心配」という相談を多く受けました。福祉を充実させたくて数々の障がい者支援施設を視察しましたが、山奥などに立地する場合が多く寂しい印象で、「街に一人でも気軽に出かけられる環境を…」と思ったのです。

市会議員を4期、衆議院議員を1期務めた後、50歳で脳動脈瘤になり大手術も。改めて「神様に繫いでもらった命がある限り人の役に立ちたい」と強く感じるように。30年来の夢の施設も完成間近です。障がいのある方がホームで共に暮らすことで豊かなコミュニケーションが取れ、自立への第一歩を踏み出すお手伝いが使命。障がいのある人もそうでない人も分け隔てなく生活できる世の中の一歩を作っていきたいです。社会貢献したいけれどどうしたらいいか分からないという人も大勢いると思います。まず地域のボランティア活動などに参加することをおすすめします。

衆議院議員時代の一枚

29歳で議員になった当時、所属政党に女性議員は1人だけでした。写真は40代前半。産休や動物愛護法の法改正に尽力。社会人と大学生の娘が応援してくれました。

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2024年『美ST』1月号掲載
撮影/相澤琢磨 ヘア・メーク/神谷真帆 取材/山田正美

美ST