【16歳差カップルの結婚】「写真より老けてる…」と第一印象はイマイチだった
年齢を重ねると、恋愛や結婚の理想と現実について痛感したり、ただ一緒にいることのハードルが上がってしまったり。大人の恋は若い頃とはまた違う、覚悟や決意が必要なもの。39歳のピラティスインストラクターの岩橋さんと16歳年上のパートナーが、出会いから結婚までを語ってくれました。
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コロナ禍で育んだ3年愛。やっと自分を大切にしてくれる人と出会えました
【DATA】
結婚歴:4カ月
プロポーズの言葉:一生大切にします。結婚して下さい
プロポーズの場所:箱根富士屋ホテル「メインダイニングルーム・ザ・フジヤ」
お互いの好きなところ:
(夫)しなやかな芯の強さがあるところ
(妻)面倒見が良く、周りの人を大切にするところ
友人の紹介で初めて会ったのは3年前。愛海子さんは「いただいた写真より老けてるかも?」、健定さんは「想像以上に若い。これはないな…」でした。でも、話してみるとお互いのファーストインプレッションはすぐに変わり、「優しくて紳士的」、「落ち着いていて、しっかりしている!」と好転。「当時私は10年以上付き合っていた男性と別れかなりの傷心。20〜30代を一緒に過ごした男性はバツ1だったので、結婚に踏み切ることができなかったよう」、「僕は年相応に女性とお付き合いしていましたが、仕事が激務だったこともあり結婚には至らず…」と、2人とも結婚には縁がなかったそう。
「何度かデートを重ねるも、コロナ禍ということもあり、しばらく会わない日々が続きました。その間に私は別の男性と付き合っていましたが、私の誕生日を忘れてしまうような人だったので、大切に思ってくれていないことが分かり落胆」。落ち込んでいると、「一緒に誕生日を祝いたい。レストランもずいぶん前から予約している!」と健定さんから連絡が。「主人の一途さ、真剣さに感激するとともに、この人と結婚したい!と思うように」、「僕も愛海子も付き合うなら結婚を前提にしたいし子供も欲しいと考えていました」とその点でも合致。一緒に生活を始めて数カ月。16歳の年齢差を乗り越え静かに愛を育んだ2人は、最高の伴侶に出会えた喜びに包まれています。
思い出の箱根で念願のプロポーズ
2人で初めて旅行で訪れた箱根富士屋ホテル。将来子供ができたら毎年、記念日ごとに家族で訪れたいと思っています。
婚約指輪には誕生石のオパールを
将来子供や孫にも受け継げるような指輪が欲しいとリクエスト。1年がかりで見つけた誕生石のオパールは貴重なブラックオパール。
結婚式では多くの人へ感謝が募りました
7カ所下見に行き最後に辿りついた赤坂プリンスクラシックハウス。クラシックホテルで式を挙げたいという愛海子さんの願いが叶いました。
マッサージは夫が選んだニールズヤードで
夫婦ともに好きなニールズヤードのアロマオイルで肩や手をマッサージし合うひと時が、癒しの時間になっています。
共通の趣味はゴルフ。週末は手を繋いで打ちっぱなしへ
休日は港区界隈の小規模な練習場から遠出して広い練習場まで行くことも。来年は一緒にラウンドする予定です。
ピラティスインストラクター・岩橋愛海子さん(39歳)
大学卒業後、会社員を経てピラティスインストラクターに。現在、主に乳がん罹患者向けのレッスンを行っている。
弁護士・岩橋健定さん(55歳)
岩橋総合法律事務所代表。大学院卒業後、世の中の役に立ちたいという思いから研究者から弁護士へ転身。趣味は柔道とゴルフ。
2024年『美ST』3月号掲載
撮影/吉澤健太、峠雄三、須藤敬一、中島洸 取材/安田真里、柏崎恵理、山田正美 編集/漢那美由紀