ExWHYZ mayuの「日々、ぼやき。」#24 今頑張れてない人へ
投稿 ExWHYZ mayuの「日々、ぼやき。」#24 今頑張れてない人へ は JJ に最初に表示されました。

©Takuya Iioka/光文社
4人組ガールズグループExWHYZ(イクスワイズ)のメンバー・mayuさんのエッセイ連載の第24回。ラジオ番組での「リスナーお悩み相談」が核心を突きすぎる……と高いコメント力で話題の彼女が、JJ世代の一女性として等身大の“もやもや”を赤裸々に綴ります。今が生き苦しい、あなたに。
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やっほー。
毎日おつかれさまです。
まず「頑張れてないな」って思うってことは、自分の頑張れている状態を既に知っていて「頑張りたい」と思っているということだよね。
「頑張りたい」が「頑張らなきゃ」に変わって、気付けば「頑張れない」状態になって、
じゃあこれは「頑張りたくないこと」なのでは? とか。
もう頑張れないなんて向いてないんじゃない? とか。
好きなことなら頑張れるってよく聞くけど、じゃあ、好きじゃなくなったってこと? というか元々好きじゃなかったのかな。とか。
自分の身体のことも信じられないし、美しいと思ったことも、楽しいを感じられる感性も、全部全部嘘で、これからもがらんどうの身体を引き摺って生きなきゃいけないんだ。
おい! そんなこと言い出したら! もう!今!死にま~~~す! 死んだ方がマシーーーーー!(一度ここでヤケクソになって自分の首を絞める)
はい。バカみてーなことを考えるのはやめよう。嘘じゃねーよ信じていいんだよ!
思い通りになっている時は「頑張れているな」と思えます。
思い通りになっていない時に「頑張れていないな」と思います。
「頑張れている時」って、振り返ったら「頑張ってたんだろうな」と思うけど、やってる時はぜんぜんそんなことすら思ってなかった気がする。ただ、気持ちよく走っているような感覚だったと思う。
やりたいこととやるべきことや求められていることが合致していて、体力も気力もあって。
「頑張れていない時」ほど過去を振り返って「あの時は頑張れてたのに」と思って、今に立ち戻ればとにかく苦しくて、正解の基準も、感覚もわからなくなって、もがいていて、迷っていて、足掻けば足掻くほど沈んでいくようです。
もうさ、そんな時はちょっと止まってみたらいいじゃない。
進み続けなきゃ死ぬんだと思ってた。
死にたいのに死んじゃダメだから進まなきゃと思ってた。
わたしが死んじゃダメと思うのは、わたしが自主的に死を選択すると多分周りの人を傷つけてしまうと思うから。
「周りの人にとっても、わたしはいない方が良い」と思ったときも、わたしのせいで十字架を背負わせたくない気持ちの方が勝った。本当に本当にギリギリの時だったとしても、結局毎回浮かんでくるのは誰かに優しくされた時の記憶だった。
だけどこの「死んじゃダメだ」って「頑張らなきゃ」に似ていて、
「死にたい」のに「死んじゃダメ」
「頑張れない」のに「頑張らなきゃ」
これが本当に苦しい。
だから、もうそんな時は止まっていいし、
「ま、死んでもいっか」と思うことにした。
生きていたくないなら死ぬしかないのか?
死にたくなるような生き方をやめればいいんじゃないのか?
それは今まで大切にしていた何かを曲げることになるのかもしれない。
前はそれで、それを曲げるくらいなら死んだ方が良いと思っていたけど、結局やっぱりそうじゃないかもしれないと思って生き延ばした今です。
だからそれで死なないなら結果オーライじゃん。
自分から死なない以外の目標って必要?
色んな波があるんだよ。人も時代も環境も変わっていくんだよ。
だから良いと感じられる時も悪いと感じられる時もあるよ。
合う時も合わない時もあるよ。
不確かなことばかりだけど、変わりゆくことだけは確実。
今自分がどうなるのが幸せか
そのためにどうしたらいいのか
現状の自分が出来ることはなにか
把握した上で計画しよう。
不安なままで、自分はダメだと思いながら夢を描くのはやめよう。できれば悪夢は見たくはない。
失ってないよ、変わってるだけだよ。
進むのはちょっと止まって考えてみてからで良いよ。大丈夫だよーーーーーー!!!!!
今回は、今頑張れてないと思ってる人に向けて書きました。わかったような口利きたくないからわたしのことを書いたけど。どこか重なる部分があればいいな。踏んばり時だね。
今頑張れてると思っている人は引き続き頑張れ! 身体に気を付けて!
今日も各自ご自愛で。

©mayu/WACK、光文社
profile/mayu (ExWHYZ)
EMPiRE結成メンバーとして活動をスタートし、2022年にExWHYZ(イクスワイズ)を結成。2023年5月には所属事務所WACKのグループ初となる日本武道館ワンマンライブを開催、成功させる。作詞や振り付け、チームの精神的支柱を担う。2025年8月にLINE CUBE SHIBUYAで開催したExWHYZ活動3周年記念ワンマン公演「ExWHYZ 3rd Anniversary Special Live ‘Our Step→Future’」のチケットは即日完売。現在、全国15都市を巡る「ExWHYZ TOUR 2025 ‘Wide Open’」を開催中。
12月10日に、DONGROSSO提供楽曲を収録した2nd シングル「DON’T CRY」をリリース。12月27日にはKanadevia Hall (旧TOKYO DOME CITY HALL)にて、3周年ファイナルおよび “2025年大忘年会” の打ち出しでスペシャルライブ『ExWHYZ Special Live ‘Ⅰ’ -3rd Anniversary Final & Year End Party-』を開催。最近、TikTok個人アカウントを開設し日々更新中。
photo/Takuya Iioka
styling/Erika Abe
hair & maku-up/Yuri Ikeda[éclat]