井上真央さん(39)「20代の頃は、苦手を克服しなきゃと思いすぎていました」【ドラマ『再会〜Silent Truth〜』インタビュー】
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23年前、誰にも言えない秘密を共有した、主人公の飛奈淳一(竹内涼真)と淳一の初恋相手・岩本万季子(井上真央)をはじめとする同級生4人を中心に巻き起こるヒューマンラブミステリー『再会〜Silent Truth〜』が放送中です。初共演のキャストが多い中で、井上さんは20代の頃とは違ったスタンスで現場へ向かっているのだとか。完璧を追い求めた20代を振り返り、30代での変化した点についても聞きました。
Profile
1987年1月9日生まれ、神奈川県出身。ドラマ『花より男子』、連続テレビ小説『おひさま』、大河ドラマ『花燃ゆ』など話題ドラマに出演。近年の出演作に、ドラマ『100万回言えばよかった』、映画『サンセット・サンライズ』など。
集中した空気感を楽しんでいます
——今作のように、初共演の方が多い現場に入る際、意識されていることはありますか?
以前は、「コミュニケーションを取らなきゃ!」と、どこか意識しすぎていた部分があったと思います。でも今は、無理に関係性を作ろうとしなくてもいいのかな、と。現場の雰囲気が和やかであることと、いい作品が生まれることは、必ずしもイコールではないですし、それぞれが役と向き合い、集中している空気そのものが心地いいと感じるようになりました。
——作風的にも、そのほうが演じやすそうですね。
そうですね。(竹内)涼真くんは、コミュニケーションを大切にされる方だと思うのですが、「今回はそういうスイッチが入らない」とおっしゃっていて。みんなどこか役に引っ張られているのかもしれません。
——「コミュニケーションを取らなきゃ!」と思わなくなったというのは、何かきっかけがあったのですか?
私は、思っていたよりもオンとオフの切り替えが得意ではないんだな、と気づいたことだと思います。撮影では、初めての方がいれば、縁あって何度もご一緒してる共演者やスタッフもいる。さまざまな世代が集ってお話をするのはもちろん楽しいです。でも、つい役への集中が甘くなってしまうときもあります。自分では上手に切り替えられているつもりでも、器用にできていなくて、あとで反省することもありました。
苦手を受け入れられず、完璧を目指した20代
——子役から芸能界でキャリアを積み上げてこられていますが、どのような20代を過ごされていましたか?
20代の頃は、とにかく“苦手を克服しなきゃ”という思いが強かったです。できないことをなくし、どんなことにも挑戦して、何でもこなせる自分でいよう、と。でもそこまで完璧である必要はないんですよね。今なら苦手なことがあってもいいと思えるんですけど…。
——特に、井上さんが苦手だったこととは?
たくさんあります(笑)。当時はこうした取材の場でも、何か話題を作らないといけないと思っていて、人が集まる場所に出向いたり、交友関係を広げようとしていました。今なら「ほとんど家から出ていません」と正直に言えるんですけどね(笑)。
周りに流されず、自分の道を歩きたい
——そうした“苦手”に気づいたのは、20代のうちですか?
30代に入ってからですね。少しずつ、自分の感覚を基準に物事を考えられるようになって、苦手なことも静かに受け止められるようになりました。20代の頃は、良くも悪くも周りの影響を受けがちで、「みんながやっているなら、自分も」という感覚が強かったと思います。
——“みんながやっているからやらないと”という気持ちは自分を苦しめますよね。
そうですね。自分の気持ちを丁寧に確認してみることは大事だと思います。30代になってからは、周りに合わせて無理をすることをやめて、自分が本当に興味を持てることに時間を使いたいと思うようになりました。どこか子どものときのような感覚に戻れたらいいな、と。
——ピュアになった、ということですか?
どうでしょう(笑)これからも、静かに自分と向き合いながら、進んでいけたらと思っています。
Information
ドラマ『再会〜Silent Truth〜』
テレビ朝日系にて、毎週火曜21:00〜放送中。横関大の江戸川乱歩賞受賞作を、竹内涼真主演で実写化。小学6年生の頃、“誰にも言えない秘密”を共有した同級生4人、飛奈淳一(竹内涼真)、岩本万季子(井上真央)、清原圭介(瀬戸康史)、佐久間直人(渡辺大知)。23年の月日が経ち、刑事となった淳一は、担当する事件の容疑者として万季子と再会し…。
撮影/You Ishii 取材/小林揚 編集/越知恭子