【雅子さま】今年の秋コーデは、華やかなイエローで存在感を!

10月15日、国民文化祭開会式に出席された雅子さま。(C)JMPA

いつも麗しい着こなしで、私たちを魅了される雅子さま。例年、秋になると紅葉を思わせるようなヴァーガンディカラーのお召し物が増える傾向にありますが、今年はやや違うご様子。暑さが長引いた今年、紅葉が遅れていることもあってか、今年はシャンパンベージュ、クリームイエローなど、イエロー系のお召し物でご公務にお出ましになる姿が印象的です。
今回は、雅子さまの「イエロー」な着こなしを振り返りながら、今年の秋の装いを紹介します。

▼あわせて読みたい
雅子さまが確立された令和流ロイヤルファッション…美智子さまとの違いは?

イエローが雅子さまの勝負服と言われる理由

93年、婚約会見での雅子さま(C)JMPA

ご婚約内定記者会見、納采の儀、令和の皇后になられて初めて国民に挨拶をされた新天皇即位を祝う一般参賀、饗宴の儀など特別な節目には、イエローのお召し物を選んでこられた雅子さま(ちなみに写真の婚約内定記者会見でのクリームイエローの上品な光沢のあるワンピースは角田明美さんデザイン、帽子は皇室ご用達ブランド、ベル・モード特製のもの)。ブルーよりも柔らかく、ピンクよりも甘くないイエローは、普段パンツスタイルや、テーラードジャケットで知的でマニッシュな着こなしが目を引く雅子さまらしく、また華やかな存在感をより引き立てる色といえそうです。

今年の秋コーデをチェック!

10月15日、国民文化祭開会式出席のために25年ぶりに石川県へ。(C)JMPA

スマートなIラインシルエット、衿の後ろが高くなっている開襟のジャケットが上品で凛とした雰囲気を一層盛り上げる装い。柄などはなく、ボタンなどのデザインもシンプルで、品のいいイエローの色味で魅せる着こなしです。

10月26日、K-BALLET TOKYO『眠りの森の美女』を鑑賞。ご夫婦そろってのバレエ鑑賞は16年ぶり。(C)JMPA

シャンパンゴールドのセットアップは、雅子さまには珍しいレースのスカートが印象的。衿や袖の折り返しの着物を思わせる柄や、レースの模様がラグジュアリーで、気品溢れる雅子さまの雰囲気にマッチされています。写真では見えませんが、天皇陛下のネクタイもシャンパンゴールドでリンクされています。

11月2日、5年ぶりに開催された秋の園遊会にて。(C)JMPA

女性皇族は、洋装だった今年の秋の園遊会。まだ紅葉が始まっていなかったこともあってか、太陽のようなイエローのセットアップで出席された雅子さま。このセットアップは、2023年3月にルーマニア大統領夫妻と面会された時、2023年10月沖縄での国民文化祭に出席された時にもお召しになられていたもの。ジュエリーなどの合わせ方を変えながら、お召し物を大事に着回される、雅子さまの誠実なお人柄が伝わってきます。

過去のイエローコーデをプレイバック

2018年11月。平成最後の園遊会にて。(C)JMPA

皇太子妃として出席する最後の園遊会には、季節感を表現されるかのように、淡いクリーム色に流水に散りばめられた紅葉の模様が印象的な訪問着で。ちなみに、こちらの訪問着は、1997年の秋の園遊会でもお召しになられていたもの。

2019年5月。天皇陛下の即位を祝う一般参賀。(C)JMPA

皇太子妃から皇后になられて初の一般参賀という特別な日に選ばれたのも、やはりイエロー。ひわ色と言われるやや黄緑がかった春らしいイエローのローブ・モンタントは、ネックラインと袖口からまるで太陽の光が放射状にさし輝いているかのような繊細なビーズ刺繍がほどこされたデザイン。雅子さまの令和の皇后としての存在感と重なり、神々しさがありました。

2023年3月。ルーマニア大統領夫妻との面会で。写真/宮内庁提供

お帽子は被られていませんが、セットアップは今年の秋の園遊会、沖縄での国民文化祭出席の時にお召しになられていたもの。耳元には大きめの1粒パールを、首元には小さめの粒の2連のゴールデンパールを合わされたメリハリのあるジュエリー使いでクラス感がより高まって見えます。ルーマニアの大統領夫人は、ルーマニアの国花・グッドローズを思わせるピンクを基調にイエローを効かせる着こなしをされているので、雅子さまも菊を意識されてイエローを選ばれたのかもしれません。

取材/味澤彩子

おすすめ記事はこちら

【愛子さまと佳子さま】令和のプリンセスファッションに違いが!「ご自分らしさ」が出るアイテムとは?

雅子さまと美智子さま、夏のご静養に欠かせないファッションアイテムは?

「麗しき皇室ファッションの世界」をもっと見る

STORY