一度は行っておきたい【別府】!「地獄めぐり」から「鬼滅で話題のパワースポット」までオススメを紹介|STORY
今、行くなら断然国内旅行!というわけで、旅好きのSTORYライターが日本一の温泉県である九州の大分の別府と由布院に行ってきました!星のリゾートの「界 別府」と「界 由布院」に泊まり、温泉三昧のお篭りステイを満喫。残りの日は、別府観光も楽しんできました。「別府地獄めぐり」や話題の「鬼滅の刃」聖地と言われているパワースポットの「八幡竈門神社」など、子どもと一緒に楽しめる温泉旅をご紹介します!
別府地獄めぐりの攻略法!
別府観光の目玉といえば「地獄めぐり」。別府には多くの地獄がありますが、オススメは「海地獄」や「血の池地獄」などの7つの地獄を巡る「別府地獄めぐり」。子連れでも無理なくまわれるオススメルートをご紹介します!
オススメルート
「別府地獄めぐり」は、2つのエリアに分かれています。それぞれのエリアは徒歩圏内ですが、「海地獄」と「血の池地獄」のエリアは離れていて、車かバスの移動となります。
- 海地獄エリア(海地獄・鬼石坊主地獄・かまど地獄・鬼山地獄・白池地獄の5つ)
- 血の池地獄エリア(血の池地獄・龍巻地獄の2つ)
- 八幡竈門神社(「鬼滅の刃」の聖地)
①海地獄エリアは、徒歩圏内ですが「海地獄」と「鬼石坊主地獄」が坂の上で少し他のエリアと離れているので、まず、「海地獄」の駐車場にとめて、隣の「鬼石坊主地獄」を見るのがオススメ。「かまど地獄」へは車で移動し、残りの「鬼山地獄」と「白池地獄」を徒歩で行くのが効率が良いです。
②その後、「血の池地獄」に車で移動し、「血の池地獄」のレストランでランチ休憩。隣の「龍巻地獄」は間欠泉で吹き上がるのが30分か40分の間隔なので、ランチ休憩をしながら時間を調整すると良いです。
八幡竈門神社
「別府地獄めぐり」には入っていませんが、話題のパワースポットの「八幡竈門神社」も「海地獄エリア」から近いのでぜひ立ち寄ってみてください。アニメの「鬼滅の刃」の聖地といわれ、「竈門(かまど)」という名前や龍、鬼が作った階段など「鬼滅の刃」ファンにはたまらない見所がたくさんです。
全部は行けないかも…子連れで抑えたいスポットは?
時間の都合やお子さんの体力で行けない場合は、様々な種類の地獄が一箇所で見られる「かまど地獄」がオススメ。子連れであれば、「かまど地獄」の目の前のワニのいる「鬼山地獄」や徒歩ですぐの淡水魚の水族館がある「白池地獄」も外せません。
一箇所だけなら「かまど地獄」!
「かまど地獄」には、一丁目から六丁目まであり、茶色の「熱泥地獄」や青い「海地獄」、赤い「血の池地獄」など全て違う地獄を楽しめます。
それぞれの地獄には説明の書かれた看板があり、スタッフも実演で地獄の説明もしてくれます。「かまど地獄」は、古来より氏神の竈門八幡宮の大祭に、 地獄の噴気で御供飯を炊いていたことがその名の由来だそうです。
3丁目の地獄は、訪れた時は、コバルトブルー色でしたが、年に数回、池の色が変わる不思議な地獄。ブルーやグリーンなど、色も濃くなったり、薄くなったりするそうです。
「かまど地獄」には足湯だけではなく、温泉の体験コーナーもあり、「飲む温泉」、「手・足の蒸し湯」、「のど・肌の湯」などがあります。特に飲める温泉はここだけなので、ぜひ体験してみてください。
各地獄の足湯もオススメ
「鬼石坊主地獄」、「海地獄」、「血の池地獄」、「かまど地獄」に足湯があり、一息つくことができます。
- 「鬼石坊主地獄」:落ち着いた庭園風でイチオシの足湯。大浴場や貸切風呂があります。
- 「海地獄」:広めの足湯でのんびり。売店では、名物の温泉ゆでたまごや地獄蒸しプリン、一口サイズの「極楽饅頭」など温泉グルメも楽しめます。
- 「血の池地獄」:目の前に血の池地獄を眺めながら足湯を楽しめます。酸性の湯で肌がすべすべに。
- 「かまど地獄」:3種類の足湯があり、他にはない「砂むし足湯」があります。
ランチは「血の池バーガー」がオススメ!
ランチは、「血の池地獄」にある「極楽亭」がオススメ。「極楽亭」オリジナルの「血の池バーガー」を頂きました。大きなパテに「血の池地獄」を思わせる真っ赤なソースが特徴的なハンバーガー。小麦粉は北部九州産で、パンはお店で焼き上げるこだわりの一品です。厚切りのポテトも熱々、ホクホクで美味しかったです。ぜひ、「血の池地獄」きたら名物の「血の池バーガー」を食べてみてください。
「別府地獄めぐり」のオススメのお土産
「別府地獄めぐり」で外せないお土産は、「血の池地獄」の野外の売店で限定販売されている「血の池軟膏」です。(手前のお土産物屋さんにも売っていないのでご注意ください。)レトロなパッケージの「血の池軟膏」は、血の池地獄の熱泥を使った皮膚病薬。「血の池池地獄」の泥の成分である硫化マグネシウムが薬効成分となり、「しもやけ」、「やけど」、「ひび」、「あかぎれ」などに効果があるそうです。
シメは竜巻地獄で
「別府地獄めぐり」の最後の締めくくりは「血の池地獄」の隣りの「竜巻地獄」へ。ちょうど、タイミングよく10分ほどで噴出したので見ることができました。別府市の天然記念物にも指定されていて、屋根がなければ30メートルほど吹き上がるそうです。
「竜巻地獄」は、お土産屋さんとジューススタンドのみで、間欠泉が噴出していなければ、他に見るものがなく、最大で40分近く待つだけになってしまいます。「血の池地獄」のすぐ隣りなので、レストランで食事をしながら、誰かが先に行って次の時間を確認するのが効率が良いと思います。
「鬼滅の刃」の聖地の「八幡竈門神社」
もし、日程に余裕があれば、「海地獄エリア」から車で8分ほどの、漫画の「鬼滅の刃」の聖地としても人気で、話題のパワースポットでもある「八幡竈門神社」にも、ぜひ足を伸ばしてみてください。
「鬼滅の刃」の主人公の「竈門炭治郎」の苗字と神社名が同じこと、鬼や龍など漫画の世界観と似ている点が境内にたくさんあるということで話題の神社です。親子で似ているスポットを探すのも楽しいですよ。
神社の由来は、人食い鬼が出るので困った村人が八幡の神様にお願いしたところ、神様は鬼と「一晩で100段の石段を作れたらいけにえを差し出す、作れなければ村に二度と出てくるな」という約束をしたことに始まります。
鬼は99段まで造ったのですが、1段を残し夜が明けてしまったので、改心して、里には出なくなったという伝承があります。なので最後の段の方は雑な作りになっているということです。
また、石段の先には、第一次世界大戦後に奉納された機雷があります。こちらも「鬼滅の刃」の登場人物の使う武器がこの機雷に似た鉄球を使うということで注目されています。
少し小高い里山の斜面に位置しているので、こちらの鳥居の反対側からは、別府湾が一望できます。春分と秋分の日には、鳥居から見える水平線から朝日が昇るという名所でもあります。
境内には他にも鬼に関する見所があります。鬼が階段を作るときに、朝日が登ってきたので、慌てて逃げたために忘れた石草履です。この草履を人間が履くと、みるみる力が湧いてきて何倍もの力仕事ができ、体の悪い人は元気になるといわれています。鬼の足指が三本なのは貪欲、嫉妬、愚痴を表しており、知性と慈悲が欠けているからと伝えられています。
「竈門八幡神社」で、最も注目のパワースポットが「魂依(たまより)の木」です。樹齢約500年のイチイガシの御神木があり、社務所でお守りを授与してもらうと空洞に入ることができます。母親の胎内にいるような、優しく包まれるようなご神木のパワーを頂くことができます。穴の中から見上げるとまた別の風景が見ることがでてさらに神聖な気持ちになります。
ちなみに「鬼滅の刃」にも鬼にされながらも鬼を倒すため、仲間となっている珠世(たまよ)というお医者さんが登場します。
さらに、境内には至る所に龍に関わりのあるスポットもあります。こちらは、「魂依(たまより)の木」の正面にある枝が龍の頭のように見える木です。(真ん中の飛び出た枝。)写真だと分かりにくいかもしれませんが、看板に示された立ち位置から見ると龍に見えます。
龍の枝の近くには、木の空洞の竜が出入りするという龍穴もあります。また、本殿の天井にも龍が描かれています。御朱印も龍が描かれているので、鬼滅の刃ファンでなくても、御朱印を集めている方には、縁起がよく嬉しいですね。
また、「お守り」は善逸(ぜんいつ)・炭治郎・禰豆子(ねずこ)の着物の柄と同じお守りを授かることができるのでお土産にもぴったりです。
竈門八幡神社
住所:府市大字内竈1900
場所:亀川駅より車で約3分・駐車場有
別府の絶景スポット!
別府観光の最後のおすすめスポットは、別府市内にある別府国際コンベンションセンター(ビーコンプラザ)のシンボル「グローバルタワー」。地上約100mに位置する展望デッキは息を呑む絶景スポットです!
ガラス張りの展望デッキのデザインは、大分県出身で世界的な建築家の磯崎新氏によるもの。展望デッキは3階と4階に分かれ、四方がガラス張りになっているので360度見渡すことができます。3階から4階へガラス張りの階段を上っていると、まるで空中に浮かんでいる気分に。4階の展望デッキは天井がないので、素晴らしい解放感です。
市内にあり、別府駅からも徒歩圏内とアクセスも良いので、別府地獄めぐりの後は、ぜひこの絶景を楽しんでくださいね。
次回は、田園風景を眺めながら「観光辻馬車」でのんびり、由布院周辺の見どころも紹介しますので、お楽しみに!
グローバルタワー
住所:大分県別府市山の手町12-1
場所:別府駅から徒歩約15分・駐車場有
取材/Rina Ota