小1息子がリアルな恐竜に大興奮!夏の沖縄・話題の《ジャングリア》の正直レビューは…

沖縄北部・やんばるの大自然を舞台に、2025年7月25日にオープンしたテーマパーク『ジャングリア沖縄』。

沖縄の自然と一体化した“自然没入型エンターテイメント”をコンセプトとして、海外ライセンスの大手テーマパークとは違い、日本発の大型プロジェクトとして大きな話題になっています。

しかしながら、現在SNSなどでは賛否が分かれているジャングリア。

「子連れで行くには少しハードルが高そう……」と私も身構えていましたが、プレオープンで訪れてみたら——結論、最高の思い出となりました。今回はその正直レビューと、ジャングリアを楽しむコツについてご紹介します。

※少々のネタバレを含みます。また関係者のプレオープンで招待いただき、待ち時間は短めに体験させていただきました

①ジャングリアの印象と体験レビュー

園内に入ると、作り込まれたジャングルの世界観に包まれます。壮大な景観や演出に五感を刺激されました。

恐竜の世界に親子で夢中

アトラクションも新感覚のものが多く、特に「ダイナソーサファリ」は感動ものでした。

リアルな恐竜との遭遇と、ストーリー性のある演出はエンタメレベルが高く、まるで映画の中に入り込んだような没入感。スタッフさん達の演技力も素晴らしい。スリルも没入感も本格的で、大人も夢中になってしまう。これから行く方はプレミアムパス課金も視野に入れて、ぜひ体験してほしいです!

「プラッシュ フェス」という水かけイベントは、親子で大興奮。事前に“濡れる”とは聞いていましたが……想定の3倍びしょ濡れに!(後方にいればほぼ濡れません)とにかくキャストの盛り上げ力が抜群で、少々ハイになりました(笑)

水しぶきの中を大興奮で走り回る息子

パーク内のレストラン『パノラマダイニング』も期待以上。写真映えする遊び心のあるメニューは、見た目だけでなく味もしっかりおいしい。価格も良心的で驚きました。

ジャングルを望む鳥の巣席と、火山をイメージしたお料理

ジャングルを望む鳥の巣席と、火山をイメージしたお料理

本当は鳥の巣の外席に座りたかったですが、私たちは涼しさ重視で室内席を選びました。

他のアトラクションやおみやげショップも総じてクオリティが高く楽しめました。これまでのテーマパークとは少し違う、既視感のない体験ができると思います。

ジャングリア体験で私が何より心をつかまれたのが、キャストのエンタメ力とホスピタリティの高さ。お客を楽しませようとする気概に溢れていて、どこにいても温かく迎えてくれます。とにかく“盛り上げる力”がすごかったです。

②天候や待ち時間、今後の課題

とはいえ、多くの方が言われているように、課題点もあるかと思いました。

私が訪れた日の気候は30℃で晴れのち曇り。風もあり比較的快適な夏日でしたが、暑さはかなり感じました。

園内は日陰や冷房エリアが少ないので、夏は特に天候次第で体力の消耗や満足度が大きく左右されるはず。(冷房がしっかり効いていたのは、パノラマダイニングとお土産ショップのみでした。※私が行った時点)。

今回は小1の息子と行きましたが、未就学児や赤ちゃん連れにはハードル高めの印象です。アトラクションには120cm・135cm以上の身長制限が多く、真夏の屋外での移動も体力を使います。正直なところ、私はもし未就学児がいたら、今回は見送っていたと思います。

③持ち物&服装のおすすめ

夏の訪問は「暑さ&日焼け対策」が命!

準備次第で満足度も変わると思いましたので、おすすめリストを載せておきます。

ビオレ 冷えタオル(軽くて-3℃の冷感しっかり。使い捨てできるのが嬉しい!)

・タオル(汗・水対策)

・着替え(スプラッシュフェスは全身ずぶ濡れになります。夏場はすぐ乾くとはいえ、あると安心)

・スニーカー(サンダルでは乗れないアトラクションあり)

・帽子(顔と首をカバーできるものがおすすめ。愛用中のバケハ

・ラッシュガード(日焼け対策にあると便利。こちらのプチプラを愛用中)

ちなみに服装は息子はボトムを水着、私はラッシュガード素材のオールインワンを着用して大正解でした。

帰宅した夜、息子が見せてくれた“忘れられない瞬間”

驚いたのは、旅行から帰ってきた日の夜のこと。

普段は自分から宿題なんて絶対にやらない息子が、自分から夏休みの宿題である絵日記用紙を引っ張り出し——せっせと恐竜の絵を描き始めたんです。きっと本当に心に残る体験となったんだと思います。親として感慨深い瞬間でした。

息子の夏休みの宿題の絵日記

ジャングリアは日本企業が主導し、地元の雇用にもつながるプロジェクト。国内居住者への割引制度もあり、地域にも観光客にも優しい仕組みです。

背景を知ると、ますます応援したくなります。

ジャングリア誕生の背景を描いた『心に折れない刀を持て』もおすすめ。著者の「日本を強くする!」という信念に胸を打たれます。

プレオープンではまだ体験できなかったアトラクションも多かったので、また季節を変えて、家族でジャングリアへ再訪できたらと思っています。

文/山本理沙
作家・コラムニスト。ミモレ、現代ビジネス、東京カレンダーWEBなどで人気連載を多数執筆。『不機嫌な婚活』(講談社)や2022年にドラマ化された『恋と友情のあいだで』(集英社)など、東京で生きる女性のリアルな心情を描いた作品が話題に。Podcast「ママの休憩所」も好評配信中。

おすすめ記事はこちら

【大阪・関西万博】最高値1キロ100万円の「奇跡の塩」が味わえるチャンスなど、大人が見るべきパビリオン3選!

【大阪・関西万博】便利な時代にこそ、リアルな声を。【カルティエのウーマンズ パビリオン】が照らす対話の力

“東京ディズニーリゾート”へ行くなら超便利!【1955 東京ベイ by 星野リゾート】で叶える理想のパーク旅

STORY