「俳優としての覚悟が決まったのは、ウルトラマンタイガ」井上祐貴さんのデビュー秘話に迫る
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2019年、「ウルトラマンタイガ」の工藤ヒロユキ役で一気に知名度を上げた俳優・井上祐貴さん。今回の美STオンラインでは、映像や舞台での活躍が著しい大注目の井上祐貴さんにフィーチャー。俳優としてのターニングポイントやストレス解消法、インナーケアやスキンケアに至るまで、たっぷりとお伺いしました!
「書類審査通過したから」と友達からメールが来て、初めてオーディションを受けていると知りました。
僕はずっとサッカーやフットサルばかりやっていたので、芸能界には全く興味がありませんでした。なので自分とは無縁の世界だと思っていたのですが、ある日いきなり友人から「書類審査通過したから」とメールが来たんです。最初はなんの話か分からなかったのですが、その審査というのがホリプロスカウトキャラバンのことで。どこどこに何時に行って、って(笑)。
ちょうど時間もあったので「どんなものなんだろう?」と社会勉強のつもりで行ってみることにしました。1次審査は20秒の自己PRでした。他の方はギターを持っていたり、待ち時間にダンスの練習していたり、その20秒に人生を賭ける気迫を漂わせていました。それに引き換え、僕は緊張もしてなくて、好きな服を着て、「新しいことを知ってみたくて来ました。よろしくお願いします!」っていう、何の変哲もない挨拶をして自己PRは終了。
ですが不思議なご縁でどんどん審査を通過し、それと共に次第に負けず嫌いに火がつきました。台本を読んだり、実際に演技をしてみる審査もあったのですが、僕が誰よりもできなくて。表現って難しいな、と思うと同時に、できないことが悔しくなっていったんです。気づいたら必死なっていて、結果、審査員特別賞をいただくことができました。この世界に進もうと、気持ちが固まった瞬間でもありました。
俳優として生きていく覚悟が決まった「ウルトラマンタイガ」
デビューして8年が経ちましたが、「甘くないなぁ」ということを率直に思います。面白い反面、キツいと感じることも当然ありますし、ときには「こんなことできるのか?」と思う難題も降りかかってきます。それでも乗り越えた時や、ちょっとずつ近づいている実感を得た時には、達成感ややりがいが湧き上がってきます。才能云々というより、性格的に俳優という仕事が僕には合っているのかもしれません。
俳優としてやっていく覚悟が決まったのは「ウルトラマンタイガ」です。世の中の男子の多くがそうだったように僕も幼い頃ウルトラマンが大好きだったので、まさか自分がウルトラマンになれるなんて嬉しくて!イベントに行くと子供達がみんなキラキラした目で僕を見ながら役名で呼んでくれる。親御さん達まで(笑)。その時に、スタッフさん達や共演者達と作った作品が、本当に多くの方々のもとにきちんと届いているんだと実感しました。
スキンケアはごくシンプル。インナーケアは実家から送られる青汁
美容ですか?うーん、何してるかなぁ(笑)。30歳になったので、もしかしたらそういうのも気にしないといけないのかもしれませんが、特別なことは何もしていなくて。美容というか健康の話になってしまうかもですが、ここ8年くらい青汁を飲んでいます。僕がデビューして間もない頃、両親が体を気遣って、定期便で送ってくれていて。今はプロテインと混ぜて飲んでいます。プロテインの甘さと青汁の苦さがマッチして美味しく飲めるんですよ。
スキンケアは、朝は水で顔を洗い、あとは化粧水と乳液で終わり。忘れていなければ日焼け止めも塗ります。夜は洗顔料で顔を洗い、化粧水と乳液で終わり。冬ならクリームをぬったり、ごくたまにパックをすることも。あとは何かなぁ、あ、リップクリーム塗ります!でもしょっちゅう無くしちゃうんですけどね(笑)。汗をドバドバかくのが好きなのでサウナにはよく行きます。7〜8分入って、水風呂、外気浴を2セットくらい。体調がいい日にしか行きませんが、ストレス発散になっています。
30代となり、これまでの思い込みをぶち壊したい!
30歳になって思うのは、生き方に「こなれた感じ」が出るというか、「知ったつもりになっているな」と感じる瞬間が増えたことです。それが凄く嫌で、まずはオフの日の過ごし方から変えてみようかな、と思いました。今までフラっと海外に行ったことなんてなかったのですが、今年、思い立ってタイに行きました。タイは英語が割と通じますし、それに今はスマホがあれば翻訳してくれるので現地の方とのコミュニケーションは問題なかったですが、スマホを介するがゆえにとりこぼしてしまうコミュニケーションの多さにも気づきました。それが歯痒くて、最近、英語の勉強を始めました。新たな成長っていうと大袈裟ですけど、まだ見ぬ自分に繋がりそうで、趣味感覚で楽しんでいます。
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《Profile》井上祐貴
1996年6月6日生。広島県出身。2017年、大学3年の時に第42回ホリプロタレントスカウトキャラバンに他薦で応募。審査員特別賞を受賞し、翌年芸能界入りを果たす。2019年「ウルトラマンタイガ」(テレビ東京系列)で初主演。その後「unknown」(テレビ朝日系列)、「明日、輝く」(NHK)、映画「NO CALL NO LIFE」、「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」、舞台「奇跡の人」や「マクベス」など立て続けに話題作に出演。「虎に翼」以降2度目の連続テレビ小説「風、薫る」(NHK)での横沢公輔役が記憶に新しい。今後は1月期のドラマ10「デンジャラス」(NHK)、映画「男ともだち」、そして10月期の木曜ドラマ「アナログナース~デジタルってなんなんだよ!?~」(テレビ朝日系列)では、自身初の内科医・羽鳥哲生を演じるなど、益々の活躍が期待される俳優の1人。
撮影/前千菜美(光文社写真室) 取材/キッカワ皆樹 編集/西村公寿